2日目(9月16日):ご先祖様の墓地へ


今回の旅行に至る経緯としては、母方の祖父が92歳となり故郷の室戸にも今後何回も帰れないだろうから、一度、子や孫達を引き連れて墓参しようとの今回の計画です。僕も室戸へは今回初めて行くことになります。祖父は室戸出身ですが、学生時代には大阪に移り、その後はずっと東京に住んでいます。室戸の生家も残っており、戸籍もそこにあるのですが、現在は誰も住んでいないとのこと。資料もいろいろ見せてもらったが、10代以上以前から家系図が残っている。郷土史研究家で、この系図を研究している人がいるらしい。また、これは近年に入ってからのものだけれども、祖父の兄は海軍だったのですが結婚式の仲人が山本五十六(!)だそうで写真を見せてもらいました。そして、もう一人の祖父の兄は共同通信の記者として上海に長く駐在していたそうで、蒋介石(!!!)と一緒に写っている写真を見せてもらいました。人に歴史あり。



この日は、朝食後に出発して、室戸岬中岡慎太郎像を見て、続いて室戸岬灯台を外から眺めて、展望台に移動した。展望台からは室戸岬の両岸の海を眺めることができる。太平洋に面した海は晴天の日でも荒く波が高い。そして墓地へ向かう。



小学校裏の丘を登って行くと墓地はあった。天候はあいにく 雨が降ったりやんだりであったが、現地で合流した人も含めて総勢20人ほどが到着したときには雨が一旦やんだ。石碑の数はざっと見ても20以上はある。先祖代々でこの地に墓を守ってきた。以前は土葬であったが、ここ最近は遺骨を納めるようになってきている。全員で掃除をして花を活けてお供え物を捧げる。神道なので特に形式はない。各自がそれぞれでお参りをして、ざわざわと終了した後に、ザーッと強い雨が降り出した。



高知市内へ向かう途中で、車窓よりすごいものを見つけたので急遽予定を変更して立ち寄ることにした。手詰可動橋です。写真を見て頂きたいが、橋がそそり立っている。歴史的遺構として港を保存するためにこのような可動橋にしたようです。




高知ではホテルにチェックインした後に、本日も宴席です。土佐料理司高知本店にて土佐の郷土料理皿鉢料理をいただく。


大皿に盛り合わせたもので、当然のように鮪も鰹も旨い。たくさん食べまして満足です。