RWC2日目:ジャパン大敗

プールB:オーストラリア91−3日本@リヨン

共に戦った(つもりになりました)・・・桜のジャージをTVの横にかけまして。

試合の入りはなんとか無難に乗り切り、前半は23−3で折り返し。よく戦っていたのだが・・・。

後半はスタミナも集中力も切れてDFが崩壊し、おもしろいように繋がれてしまった。負傷交代の佐々木以外は選手交代なしで押し切ったので、終盤には疲労もかなりのものだっただろう。やはり控え選手主体でなおかつ直前で入れ替わった選手もあって、何人かはワールドカップで戦えるレベルまで到達できなかったなあと思う。でもこれが日本ラグビーの現在の実力なのだろう。

失点数91はワースト2位で、得点数3はワールドカップ本大会で過去最低の数字である。この試合に至る経緯とワラビーズの実力を知る熱心なラグビーファン以外にしてみれば、ただ日本が弱いだけと思われてしまうのが残念で仕方がない。1戦目のオーストラリア戦を捨てて2戦目のフィジー戦にかける今大会に臨むJK戦略の成否は大会終了後に判断されることになるが、1戦目を終えて豪快に掛け金をつり上げた感じだ。「勝利がすべてを変える」ことになるといいが。

ゲームキャプテンの佐々木は無念の負傷交代となった。怪我の程度はわからないが、まだ3試合あるのでまたピッチに戻ってきて欲しい。どの選手だって負傷してしまっては困るのだが、今年になってからは「これは替えが効かない」と思われる選手からリタイアしてしまう不幸なサイクルとなっている。今回の件で打ち止めとなることを切に祈る。

オーストラリアではバックスが細かく走る向きとコースを変えながら短いパスをつないでいくのが印象に残る。そこで昨年11月の「日本代表19−61オーストラリア首相XV@秩父宮ラグビー場」のことを思い出したので僕自身が書いたものをもう一度読み返してみましたが、オーストラリアの特徴はもちろん、それに対する日本側の課題もそのままだった。こちらは全然進歩してないのか?


プールC:NZ76−14イタリア@マルセイユ
イタリアが2トライ取っているのでジャパンよりマシな気もするが、なにしろ前半20分までにNZが5トライ取って、勝敗の興味はその時点で終わり。前半だけみれば、ジャパンの方がまだましだったか。NZにとってはただの準備試合のよう。


プールA:イングランド28−10USA@ランス
イングランドのジャージもダサダサ。白地に斜めの赤タスキを掛けているようで、フランスと同じくナイキだからかな。前回大会よりもさらに高齢化したイングランドはヨレヨレで先行きはかなり不安です。


開幕戦は感動的なゲームとなったが、2日目はミスマッチが2試合と少々地味な1試合となった。観客が退屈してくるとウェーブを始めるのはどこも同じ。フランスがラグビーマッドなお国柄とは云え、さすがににわかファンの割合も多そうだな。