JAPAN XV 6-36 Classic All Blacks@秩父宮ラグビー場


遅ればせながら5月12日(土)に行われたJAPAN XV 6-36 Classic All Blacks@秩父宮ラグビー場の感想です。

DFはよくやっていたように思う。素早く前に詰めるラインディフェンスもできていたし、ラインブレイク後の戻りのタックルも以前の事を思えば長足の進歩だろう。ただし、これが攻撃への反転攻勢を伴わない、守備専従のであったのも事実だ。こちらから仕掛けなかったのか、それとも仕掛けることが出来なかったのか。攻撃することとトレードオフである守備能力では試合には勝てない。

後半最初の10分で立て続けにトライを取られて、ここで試合の勝敗については決してしまった。一度受けると立て続けに失点を重ねてしまい、精神的な負の連鎖が止まらない。まだまだチームとしてナイーブに過ぎる。強化試合として全ての選手を使う方針もあり、今回も勝敗をかける試合展開まで持ち込むことができなかったのがとても残念だった。

個々のプレーもさることながら、この日のジャパンの選手達は背中に重い荷物を背負ったような窮屈なプレー振りで、溌剌さや楽しさの発露が全く感じられず、点差が大きく開かなかったとは云え終始どんよりとした気配が覆い被さったままであった。

一方のCABは2試合目となり、コンディションもあがってきて魅力的なプレーを見せてくれた。マーテンズのパスやスペンサーのランニングはもちろん、何よりも密集付近でのオフロードパスを織り交ぜてのフォローの動きが見事で、体に染み込んだプレーに感心しきりでした。

ジャパンの試合内容には(強化の途上であるとの言い訳はあるでしょうが)とてもがっかりしたのですが、CABの素晴らしいプレーを見ることが出来て、7人制の試合も見れたのでトータルの収支では何とかプラスにはなってます。6月24日のジュニア・オールブラックス戦は何とか勝つゲームを期待して!


その他写真を織り交ぜて小ネタを。

 

7人制の試合は久しぶりに見ましたがかなり楽しかったです。


 

試合前のウォーミングアップです。サイドスタンドの柵にかぶりつきのギャラリーに注目。
一方の右側はジャパンです。


 

選手入場時に赤色の応援ボードが掲げられました。


 

ハカです!こちらサイドから正面が見えるかと思っていたのに、サイドが入れ替わったのは予想外でした。