広島訪問3日目

3日目の最終日は広島市内でまだ行ってないところを落ち穂拾い的に回る。小雨がぱらつくが傘はいらないくらいだ。平日なので駅前には通勤通学の人が多く通る。バスで南宮島まで。谷口吉生が設計した広島市環境局中工場へ向かう。これは平たく言えばゴミ処理施設です。実はこれを見るのも広島に来ようと思った大きな要因でした。海沿いの工場と倉庫が立ち並ぶ一角に銀色の建物がどーんと建っている。中央の回廊がエコリアムと名付けられていて一般者が見学できるようになっている。あとは写真を載せておこう。連休の合間とは云え平日の朝なので見学者らしき人は僕一人だった。

 
 
 
 


同じバスで市の中心街へ戻り、市電に乗り換えて宇品方面へ。次は広島市郷土資料館へ向かった。ここは、戦前は旧陸軍の施設として使われていたが後に資料館として整備されて現在に至っている。ただし、本日は月曜祝日の振替日で残念ながら休館だった。企画展の「広島市民球場の50年」は見たかったな。煉瓦造りの外壁を一通り見て次へ移動する。

 
 


続いてはちょっと距離があったが、県立広島大学の側を通って、皆実地区まで歩く。旧陸軍被服支廠倉庫。ここは見事な赤煉瓦倉庫が続いているのだが、全く手がつけられずに放置されてしまっている。鉄扉の変型はおそらく被爆時のものだろう。

 
 


ここまでで大体広島へ来る前に見てみたかった最低限のところを見ることが出来た。あとは比治山公園の丘にある広島市現代美術館に行ってみようと思っていたが、昨日調べたところここも振り替えで休日のようなので、行くのを止めた。建物は黒川紀章で、展示は藤本由起夫展だったのだけど。また山登りするのも大変だなと思って。


ちょうどお昼になった。バスで市の中心街に戻る。紙屋町の交差点を通りかかるとちょうどデモ隊が道路を横断するところだった。そうか今日はメーデーか!と今頃になって気付く。パトカーがえらいたくさん走っているなと思っていたのだ。

 


大きめの書店を探しながら歩いたのだけど、道路に面したところでは見あたらず。県庁前のそごう内の紀伊国屋書店へ行って、郷土資料コーナーを見たが興味を引くようなものがあまりなくてちょっと残念だったが2冊購入した。紹介は別のところに書きました。


残りの時間で新交通システムアストラムラインに乗ってみました。市街地は地下ですが郊外北部は高架になります。終点が広島広域公園なのでそこまで行って戻ってこようと。ゴムタイヤ車両でいかにも新交通システムっぽい。平日昼間であり乗客は少ない。終点で降りると広島ビッグアーチの屋根は見えますが、丘の上まで歩くのは大変そうなので遠目に写真だけとってまたアストラムラインで引き返します。途中の大町駅でJR可部線に乗り換えて広島駅へ戻ってきました。

 
 


これでひとまず今回の日程は終了。職場の人へ持っていくお土産を買って新幹線に乗り込みました。先ほど買った本を読んだりしていたら、2時間半ほどで名古屋に到着して早いものです。慌ただしく歩き回ってばかりでしたが、なかなか充実したものとなり満足しています。