J1リーグ第7節G大阪5−2磐田@万博記念競技場


J1リーグ第7節G大阪5−2磐田@万博記念競技場

こんなにひどい内容の試合はいつ以来か覚えがない。前半で立て続けに3失点。個々の失点にはそれぞれ固有の原因があるだろうが、失点するたびにチームは勢いをなくしプレーが消極的になる悪循環にはまっていった。人が動かないのでパスコースが限定され、フォローが無いから囲まれて孤立し、苦し紛れに出したパスをカットされるの繰り返し。失点場面ではマークを放棄して譲り合っているようにさえ見えた。戦術以前の問題であって、若いチームであるとは云えここまでチーム全体で落ち込んでしまうとは驚きだった。

ハーフタイムに中山out村井in、そして後半9分には鈴木を下げて犬塚を入れる(鈴木秀人は負傷退場だったのか?WEBで確認が取れなかったが、現地で見た限りでは負傷ではなく戦術的交代に見えた)。ここから選手交代と配置を動かして徐々にペースをつかんでいく。そして右サイドで成岡が上げたクロスに対して村井がヘディングであわせてまず1点を返し、続いて同じく村井が左サイドよりミドルシュートをたたき込んで1点差に詰めよる。しかしG大阪は選手を入れ替えて反転攻勢に出て2点を追加して突き放されてしまった。G大阪にはまだまだ余力があった。

最後の2失点はまあ仕方がないとして、現在の磐田は出来不出来の振幅が大きく、悪いときにそれなりに試合を運ぶことができない。今回はハーフタイムを挟んで選手交代とアジウソン監督の戦術眼によってなんとか盛り返したが、やはりピッチ上の選手でなんとか軌道修正していく術を学んでいかないといけない。「アジウソンを解任せよ!」なんて叫んでいる人もいるようだけど、現在の星勘定はリアリストのアジウソン監督の采配により拾った分で収支がプラスになっているようなもので、FWが立て続けに負傷して頭数が揃っていないのは痛いし、そこは不運なところであるが、監督個人に責任を帰すべき部分ではなくクラブ全体の問題点ではないのか。シーズンはまだまだ続くし、負傷者が戻ってくるまでは辛抱の時期になるだろうけど、現在のスタッフを信頼してまた次節に期待をしたい。


以下は試合内容以外の感想

1.始めて訪れた万博競技場はさすがに年期の入ったスタジアムでこれなら瑞穂陸上競技場の方がマシだ。メインスタンドも一部しか屋根ないし。座席の勾配は結構あってその点では良かったが。

2.雨が降ったり止んだりの空模様。僕は「トヨタ自動車ヴェルブリッツ」の緑のポンチョを羽織っていましたが、僕の席から10列ほど前方にも緑を羽織った人がいてよく見ると「ヤクルトスワローズ」とあった。負けた。

3.カン高い声でキャンキャン騒ぐスタジアムDJがとても耳障り。負けた事もあって不快感はさらに倍増。でもチアダンスのお姉さん達は良かったです。