J1リーグ第2節 大宮0−2東京@埼玉スタジアム

午後はちょうど時間が空いたわけで、いくつかの選択肢があった中でこのゲームを選びました。埼玉スタジアムに一度行ってみたかったものですから。終点の浦和御園駅から徒歩15分とのことですが、遠くにスタジアムの外観は見えていますが、なかなかたどり着きません。ここらあたりは愛野駅からエコパへ至る道を思い出します。スタジアムは畑の中にポツンと建っていてちょっと変な感じ。

父の実家は浦和なのでこのスタジアムについて以前に訊いた時には、「浦和市といっても見沼たんぼの端っこだから地の果てだよ」と言っていました。実際に着てみて納得。まあ、だから土地が確保できたのだろうけど。スタジアムは6万人収容との事で外観は圧巻ですし、座席は全て背もたれ付きの個席と申し分なし。ただ難点は客席の勾配が緩いので上部スタンドなどはピッチからの距離が離れてしまうのだろうなと。また大きな屋根がかかっているが、前面が大きく開いているので雨除けには役に立たない気がする。バックスタンドでうまねんWEBのmurataさんと合流して一緒に観戦する。

さて試合ですが低調な内容に結構びっくり。両チームともちょっとやばいかも。

東京は、1トップに両ウィングの4−2−3−1の配置ですが、両ウィングがあまり生かされていない気がする。トップの平山にもきちっとボールが収まらないし、右サイドの石川も窮屈そう。サイドよりも、中央から今野と福西のどちらかが攻めあがったときにチャンスが生まれているように見受けられた。平山の特徴から考えても2トップにした方がボールが上手く回りそうだけどな。このフォーメーションはFC東京原監督のアイデンティティに関わる部分みたいですぐに変わらないみたいだが、現在のメンバーに合ってないのでは。個々の選手では、藤山のプレーが素晴らしかった。確かにCBとして体格は大きくないが、目端が利いて先の先を読んで動いているのがよくわかる。いいもの見たは。今野のプレーはこれで標準くらいだろうけど、ちょっとピッチ上で格が違う感じだ。攻守に大活躍。前半は小林大吾にピタッと付いて仕事をさせず、機を見て積極的に前線へも出て行く。福西はプレースタイルはあまり変わっていない。中央でドンと構えてボールキープが出来るのは、攻め急ぎすぎる東京のチームにとってはよいアクセントになりそう。交代出場で出て来た川口が相変わらず元気に走っていたのも嬉しかった。

一方の大宮ですが、こちらが東京に輪をかけてひどい出来で先行きがかな〜り心配です。昨シーズンの大宮は4−4−2のゾーンで組織的に守備を構築するチームとして出来上がっていた印象でしたが、今日は選手間の連携がバラバラでビルドアップのボールも繋がらずに中盤で拾われて反転攻勢を喰らうの繰り返し。最終ラインから長いボールで前線に放り込んでしまってもよかたのかもしれませんが、その辺りの意思統一もできていないよう。選手では小林大吾が孤軍奮闘と云った感じで、前半は今野に張り付かれてなかなか仕事が出来ず、中盤の組み立てがやぱいチーム状況から後半は真ん中に下がって必死に組み立てようとしていましたがすると前線で攻め手が足りず。大宮は個々の選手の能力がJ1的には見劣りするので、攻守とも組織的なプレーを練り上げていかないと降格候補として名乗りを上げる事態になりそう。

試合後はmurataさんと共に東京都心に戻り、赤坂見附の居酒屋で感想を語り合う。今年のJリーグの印象や展望については、FC東京ファンとしては「しばらく潜伏する」そうです。まあこれ以上は書きません。ラグビーについては終わったばかりの国内シーズン感想や、これから始まるジャパンへの展望など。彼はラグビーについてはかなり辛口の評で、代表候補の選手に次々とダメ出ししていてそれではチームが組めないだろうよと思った次第です。また、フットボールの話題だけで時間が尽きてしまった。フットボール二毛作〔(c)クロゴマスタイル〕に休みなしと云った感じでお開きとなりました。

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