東芝*サントリー@味の素スタジアム(TV観戦)

注目のトップリーグ1位と2位の対戦をJSPORTSにて見る。

試合結果:東芝12−10サントリー

モールから湯気が立ち上る雨中のゲーム。緊張感を持続しDFが良い引き締まった内容。接点でのせめぎ合いの時間が長いこういったゲームはTVで細部がよく見えた方が楽しく見れるのかもしれない。


興味深く思ったのは、前半の2つのトライはDF側がしっかりと圧力をかけたところから、急に攻守が入れ替わった点が共通している。一つ目はサントリーがキックを深く蹴り込み上手くチェイスしたが、東芝が入れ違いに上手くボールを出して大きく外にボールを動かしてゴールラインまで一気に走りきってしまった。二つ目のトライは東芝ゴール前のサントリーボールのスクラムで、東芝がプッシュしたがサントリーは何とかボールを出す。ここで東芝のBKラインが前へ早く詰めたところに、ボールを受けた選手がライン裏へショートパントを上げてそのまま小野澤がキャッチしてトライに。レベルが高い試合になるとプレッシャーをかけて追いつめたところから急に攻守が入れ替わるときこそチャンスでありピンチであることがよくわかったシーンだった。


サントリーは相手の前へ詰めてくるDFに対して何度かライン裏へのショートパントを試みていた。おそらくチーム戦術として意図的に。その内1本はトライになった訳だが、再度の対戦時にこのプレー選択が伏線となって効いてくるかもしれない。


それにしてもだ!TVの実況アナと解説者はこの2チームの再戦の可能性について熱心に語るわけだが、別に再度対戦することが約束された訳ではない。リーグ戦で3位と4位になるであろう、ヤマハ発動機トヨタ自動車神戸製鋼三洋電機(の内のどこかのチーム)は、誰かが描いたストーリー通りに進まないようにプレーオフトーナメント1回戦でアップセットを演じる義務がある!まあ、ヤマハはもうすでに結構がんばってくれたのでいいとして、特にトヨタはこのままシーズン終了では潜在能力を披露しないまま噛ませ犬としての役割を全うすることになってしまうではないか!と、テンション高くなってしまったのはやはり山梨でのサントリー戦の敗北が悔しかったものですから。


※追記 こちらがこの試合の会見レポートです。なかなかおもしろい。