磐田*大分@ヤマハスタジアム

J1リーグ磐田*大分@ヤマハスタジアム

さすがに前節から前田、福西、鈴木秀人が欠場した布陣では苦しかった。磐田に対して大分の方がシュート数でほぼ2倍、決定機は3倍くらいあったように思う。なんとかこのスコアで終えられたのはよくやったと言うべき。負傷者が戻るまでは若手に経験を積ませる期間と思うしかないのかもしれません。

配置は共に3−5−2でピタッとかみ合う相四つ。菊地がトップ下の梅崎をマンマークだったが、結構引っ張られてしまった。全体的にマークの受け渡しが終始混乱していて常にドタバタしていた印象がある。福西と前田の不在もあり前線でボールが収まらず太田もあがれなかった。中山はカレンへのアシストになった折り返しと、ダイビングヘッドで飛び込んだシュートは見事でしたが(ニュースの映像で流れるのはこの二つでしょう)その他ではなかなかボールが足下に収まらずトップで起点になれていなかった。得点を取った犬塚もそれ以外ではなかなか効果的なプレーができずにバックパスが多かった。

ユースの山本くんの登場にはびっくり!あわててマッチデイプログラムを見たけれども名前が載ってなかった。16歳だそうだから、39歳の中山さんとは親子でも不思議ではない。

交代出場後5分で退場になった大井には、まず落ち着けと言いたい。焦る気持ちはわかるがまず落ち着いてプレーしてみよう。次回こそはフェアーにそして落ち着いてプレーすることを期待します。

この試合でも2−1と勝ち越した後の試合の進め方が気になった。勝ち越した時点でゲームを落ち着かせることができなかった。こういった場面が頻繁に見られるのはJリーグ全般に見られる問題点だと思う。川口がコメントしているので引用します。

このところリードしてからの戦い方があまり上手ではないです。2−1でリードした時点で後半25分くらいでしたし、もう少し上手く試合を運べれば勝てる試合でした。観ている人たちにはおもしろいかも知れませんが、成熟度に欠けるというか、ゲーム運びという点で大人のサッカーができていないような気がします。各選手がリードした時の戦い方を考えないといけないですね。
「観ている人たちにはおもしろいかも知れませんが」は痛い指摘ですね。こういったドタバタと点数が入る試合をメディアが「攻撃的な姿勢を失わず・・・」などと肯定的に捉えることがちょっと多いと思うもので。きちんと守れる試合を重ねて要望します。

鹿島のパウロアウトゥオリ監督も今日(24日)の試合でこのように言ってます。

課題については我々だけではなく日本サッカー全体の課題だが、リードしているチームが失点して同点にされたり逆転されたりというのがよくある。それは大きな問題だ。

ちょっと話が広がりすぎましたのでこの辺で締めます。大分は決定力に難ありですが良いチームでした。シャムスカ監督グッドジョブ!といった感じがします。