サッカー批評32号

サッカー批評 (Issue32(2006)) (双葉社スーパームック)

サッカー批評 (Issue32(2006)) (双葉社スーパームック)

正直言って近年は買ったり買わなかったりだった「サッカー批評」ですが、今号は書店で見かけて「おっ!」と思って即購入を決める。表紙が秀逸で白地のバックに「日本サッカー批評−我々は惨敗を直視する−」とあり、よく見ると下の方にはワールドカップの対オーストラリア戦での失点後再開時のキックオフの写真が入れ込まれている。表紙だけで何事かを物語り2ヶ月前のすでに歴史となった現実へ読者を誘う。そして目次ページを開くと次ページには紙吹雪舞うピッチに佇むレイモン・ドメネクの写真が。この特集には敗者の絵が似つかわしい。

さて、まだ全てを読んだわけではないけれども、土肥洋一のインタビューと田嶋幸三氏の言い訳は興味深く読みました。あとは「8.9国立デモ」のレポートとか。個人的には巻末の佐山一郎氏による「サッカー本の苦楽」と題されたブックセレクションが楽しい。佐山さんネタ元を一挙に公開って感じですがいいのかな?

サッカー批評は半田雄一編集長時代の1号から22号までそろいであるのだけれども誰かまとめて引き取ってくれる人いないかな〜